株価が暴落した今、これから投資を始めるのはやめた方がいい!?

  • 2020年3月24日
  • 投資
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連日のコロナウイルス報道で収束のめどがつくどころか、オリンピックも大丈夫?というような状況です。

NYダウもピーク時よりも約35%ほどダウンしてしまいました。もう下落というよりは暴落と言っていい状況ですね。

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投資を始めようと思っていたけど、これからもまだまだ株価が下がりそうだね
ひとまず株価が回復するまでやめておこうかな
 
 

証券口座を開設して準備をしていたけど、購入や積立を始めようとしていたところ暴落が来て「ちょっと怖いなぁ」と躊躇している人に是非読んでいただきたいです。

インデックス投資を始めるのにタイミングは関係ない

これから投資を始めようと思っていて、たまたま今回の暴落(今後はコロナショックと呼ばれるのだろうか)が来た!というのであれば躊躇なく始めた方がいいと思います。

むしろ下落する前に始めるよりも、価格が安くなっているので仕入れ値が低くなります。

もちろんこれからもっと下落する可能性もあります。ただし底値で買い付けることはほぼ無理だと思います。

それがわかる人がいるとすれば借金をしてでもお金をつぎ込んで大金持ちになるでしょう。

さらに、それがわかる人が複数人いたら株をどんどん買い付けるはずなので株価が値上がりしていきます。そうなると結局その人たちは底値で買うことはできなくなりますね。

リーマンショックの時もあとから見れば、「底値で買えば大儲け出来たのに~」と本気で思います。

TradingViewより引用(S&P500チャート)

実際には今の価格が下り坂の途中にいるのか、それとも底にいるのかは世界一の投資家と言われるウォーレン・バフェットでさえもわからないと言われています。

生活防衛資金がないのであれば株価に関係なく投資してはいけない

2020年3月現在で日本での最長の景気後退期は、昭和55年3月頃~昭和58年2月頃までの36か月間といわれています。
リーマンショックからの景気後退は13か月です。

もしもこれから景気後退期に入るとすれば、 それに耐え得る資金は必要です 。しかし、だからといって毎月のお給料が急にストップするわけではないので、36か月分の毎月の必要額を用意する必要はありません。

会社員であれば簡単に解雇はできないし、もちろんそこまでの後退期に入るかどうかはわかりません。ただ、一般的に6か月~2年の生活費があればいいと言われています。

大切なのはリスクを取れる資金なのか

もしもそのお金を運用にまわしたとして、価格が変動して一時的に2/3になっても大丈夫なのかを考えることが大切です。

株式のインデックスファンドであれば、±30%ほどぶれるのでその振れ幅に耐える事ができるかが重要です。

そのご褒美に年間平均約5%程度のリスクプレミアを得ることができます。

最近は投資の環境もよくなっていて、ネット証券で低コストなインデックスファンドを誰もが購入できますし、つみたてNISAの制度もあるので投資を少額から始めることができます。

積立投資なら少額から始めるのでさらに下落に対する精神的負担も少なくて済みますね。

経済は長期的には右肩上がりである

インデックス投資では、長期的に右肩上がりであることを前提として投資しています。

TradingView より引用(S&P500 2004年~2020年

この前提を信じられないのであれば、投資をせずに預貯金で持っていた方が絶対にいいです。

ただ、少なくともきちんとしたインデックスに投資していれば、世界経済の成長の恩恵を受けられるはずです。

私たちはこれからも、少しでもいい生活をしたいと願っていますし、その欲がある限り経済は成長を続けていきます。

なぜ最初に「インデックス投資をはじめよう!」と思ったのか、もういちど思い出しましょう。

過去にそうであったように悪いニュースも永遠に続くことはありません。本当にもったいないのは知っているのに動かないことです。

まずはこれから少しでも未来が明るくなるように歩き出しましょう。